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平成29年度徳島文理大学がんプロフェッショナル養成コンソーシアム市民公開講座

日 時:平成30年2月13日(火) 19:00~20:30
場 所:サンポートホール高松 5階 54会議室
参加者:25名f0235535_13133512.jpg

講演
「がん患者ロジカル・トータルサポートによる薬学的介入」
日本医科大学多摩永山病院 薬剤部長
がん専門薬剤師・がん指導薬剤師・緩和薬物療法認定薬剤師
高瀬 久光 先生

進行がんにおける抗がん治療と緩和ケアのタイミングは患者ごとにそれぞれ異なる。患者の心の扉を開くために、医療者は多くの言葉を持ち患者の言葉の真意を見極める能力が求められる。会話からkey wordを抽出し、先を見据えるロジカル的な思考で、問題点を捉え解決方法を見出し、全身症状を把握していくことの重要性について解説された。
抗がん剤静脈投与時の、血管痛(注射部位反応)の症状は医療者から見過ごされる可能性もあるが、患者が発する言葉に注意して医療者からの声掛けにより症状を捉えることが重要である。「腕が痛い、血管に沿って痛い、」、「腕が腫れている、あざができた」「しびれる、ジーンとする」など、Closed Questionをうまく組み合わせ多彩な表現で言葉を使い分けるスキルが求められる。症状が確定すれば、エビデンスの有る対処方法で予防又は治療が可能になる。患者さんが感じている腕の違和感を、参加者とロールプレイを行い、血管痛、静脈炎、または血管外漏出の可能性をロジカルに展開された。この取り組みは「がん患者ロジカル・トータルサポート(じほう、2017年)」へ上梓されている。最後に、緩和ケアの魔法の言葉として「スプーン1杯を目標にしませんか」のメッセージを頂いた。摂食不良の患者様は、放射線治療による口腔内炎症があり気持ちが沈みがちであった。この近い目標のクリアが次への自信へ繋がり、患者様は治療に伴う苦痛を乗り越えることができた。
講演は、参加者に質問を投げかけながら和やかな雰囲気で進行した。参加者からも「問答しながら問題点を明らかにしていただいたので理解しやすかった」「副作用発見のロールプレイ実演があり、注目する問題点がわかった」などの感想が聞かれた。

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by chushiganpro | 2018-02-27 12:57 | Comments(0)
がん患者にも役立つ!チームで学ぶ患者のせん妄対策

日 時:平成30年2月25日(日)13:30~15:30
場 所:徳島大学病院外来棟5階 日亜ホールホワイト
参加者:89 名

講演
総合司会 徳島大学病院 看護部 看護師長 尾形 美子 様

開会ご挨拶 13:30~13:40
徳島県がん診療連携協議会 会長 滝沢 宏光 先生
徳島大学病院 副病院長 看護部長 髙開 登茂子 様

第1部
【座長】徳島大学病院 看護部 看護師長 石田 伸子 様
1)13:40~14:10「せん妄の病態と治療」 
徳島大学病院 精神科神経科 特任助教 井下 真利 先生
2)14:10~14:20「せん妄患者への薬剤師のかかわり」 
徳島大学病院 薬剤部 薬剤師 生田 賢治 先生
3)14:20~14:40「医療安全からみたせん妄管理」 
徳島大学病院 看護部 看護師長 原田 路可 様
4)14:40~14:50「せん妄患者への看護師のかかわり~事例を通して~」
徳島大学病院 看護部 副看護師長 坂木 康代 様

第2部
【座長】徳島大学病院 精神科神経科 教授 大森 哲郎 先生
パネルディスカッション 14:50~15:20
テーマ『チーム医療としてどのようにせん妄対策に取り組んでいくか』
パネラー:井下真利医師・原田路可看護師長・生田賢治薬剤師・坂木康代副看護師長・三木幸代看護師長

閉会ご挨拶 15:25~15:30
徳島大学病院 看護部 副看護部長 久米 博子 様


今回のセミナーは、徳島大学病院がん診療連携センター主催、中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム、徳島県がん診療連携協議会、徳島大学病院看護部の共催のもと、「チームで学ぶ患者のせん妄対策」をテーマに開催された。今回は、「せん妄の病態と治療」「せん妄患者への薬剤師のかかわり」「医療安全からみたせん妄管理」「せん妄患者への看護師のかかわり~事例を通して~」の4演題について講演があった後、『チーム医療としてどのようにせん妄対策に取り組んでいくか』についてパネルディスカッションが行われた。
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平成29年度第6回インテンシブコース(在宅がん医療・緩和医療)在宅がん医療講演会

日 時:平成30年2月23日(金) 18:30~20:30
場 所:ザクラウンパレス新阪急高知 4階 フローラ
参加者:36名
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講演
司会・挨拶 高知大学医学部医療学(公衆衛生学)講座
      宮野 伊知郎

18:30 開会挨拶

18:35「退職に関する基礎知識」
講師:独立行政法人 労働者健康安全機構
   高知産業保健総合支援センター 副所長
f0235535_11290320.jpg   吉本 雄一 氏

18:55「治療と職業生活の両立支援とは?
    ~ガイドラインから支援事例まで~」
講師:医療法人精華園 海辺の社ホスピタル 健康推進室長
   高知産業保健総合支援センター 両立支援促進員
   槇本 宏子 氏

20:25 閉会挨拶

本講演会では、両立支援に焦点を当ててご講演いただきました。導入として高知産業保健推進センター副所長の吉本雄一氏に「退職に関する基礎知識」と題して、解雇と退職の違いや退職における自己都合退職と会社からの退職勧奨の違いについてお話しいただいた後、医療法人精華園海辺の杜ホスピタル健康推進室長であり、高知産業保健推進センター両立支援促進員でもある槇本宏子氏を講師としてお招きし、「治療と職業生活の両立支援とは?~ガイドラインから支援事例まで~」と題して、就労支援における課題をガイドラインや実際の事例を交えてご講演いただきました。
参加者からは、「両立支援について話が聞けて、勉強になった。」「現在の自分の立場で何ができるのかを考えた。」など、それぞれの立場での学びがあったようです。
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平成29年度第8回がん治療スキルアップセミナーf0235535_15011148.jpg
第13回宇部・小野田圏域緩和ケア事例検討会 

日 時:平成30年2月22日(木)17:30~18:30
場 所:山口大学医学部附属病院 
    新中央診療棟1階 多目的室1
参加者:24名


司会:山口大学医学部附属病院 緩和ケアセンター f0235535_15012448.jpg
   宮内 貴子 様 副看護師長

17:30~18:30 事例検討

「人生最後に自宅で整理を行うことを
              希望された大腸がん事例」
  山口大学医学部附属病院 第2外科 田中 宏典 先生 
  訪問看護ステーション白鳥 正司 和江 先生


この度、第13回宇部・小野田圏域緩和ケア事例検討会を開催し、附属病院の職員の他にも、院外の医師、訪問看護師など24名の参加があった。
事例検討では、様々な視点から活発に意見が出され、終了後のアンケートでは、「在宅の看護について分かり、支えていることが分かりました。」「訪問看護のスタッフの方々、大学の先生、教員、医師など様々なスタッフと話ができて良かった。視野が広がりました。」などの意見が寄せられ、大変有意義な検討会となった。

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平成29年度第21回岡山大学医学物理コース(インテンシブ)地域連携セミナー

日 時:平成30年2月22日(木)18:30~20:00
f0235535_14291102.jpg場 所:岡山大学病院 総合診療棟5F 第4カンファレンスルーム
参加者:6名

講演
座長:岡山大学病院医療技術部 放射線部門 青山 英樹

18:30~20:00
「MR in Radiation Therapy」
           シーメンスヘルスケア株式会社
           アドバンストセラピー事業本部 放射線治療事業部
           谷川 光 先生

本セミナーは、インテンシブコースとして市内の関連病院や院内スタッフ・大学院生等を対象に海外の教科書(Physics of Radiation Therapy)や臨床現場の課題解決に向けたセミナーを企画している。今回のセミナーでは、株式会社シーメンスヘルスケア谷川先生より、MR分野における最新撮影技術およびその放射線治療応用の有用性について解説がなされました。MRによる放射線治療計画の応用は近年ニーズが高まっており、病院での運用事例とその臨床意義についてわかりやすく説明して頂きました。ディスカッションでは、実際に臨床に従事している参加者から質問や意見を交えて活発な議論が交わされました。
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第21回 都道府県がん診療連携拠点病院研修セミナー
放射線治療に関する研修会

日 時:平成30年2月19日(月)18:00~19:20
場 所:香川大学医学部 臨床講義棟2階
参加者:61名

講演
司会・座長:香川大学医学部附属病院 放射線治療科 教授 柴田 徹

「ホウ素中性子捕捉療法の現況と展望」
京都大学名誉教授 小野 公二 先生

今回のセミナーでは、専門性の高い講演だったが、分かりやすい説明で放射線治療に関する見識が広がる内容であった。
参加者からは、「がん細胞における血液脳関門の破たんやアミノ酸輸送系を用いて、がん細胞を選択的に死に至らしめるということに感銘をうけた。」「症例は分かりやすかった。」「セミナーに参加して、中性子の事や治療について理解できた。」「放射線物理学や放射線生物学に基づいた内容であり、非常に興味深いセミナーだった。」という声があった。
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松山大学大学院医療薬学研究科 がんプロ第2回公開講座
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「がん医療の実際~薬剤師力をどう発揮するか」

日 時:平成30年2月17日(土)13:00~16:30
               (12:30開場)
場 所:松山大学薬学部9号館2階 920教室
参加者:70名

講演
司会・進行:相良 英憲(松山大学薬学部 准教授)
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13:05~13:50
「緩和ケアにおける薬剤師の役割と
          薬薬連携に向けた取り組み」
  愛媛大学医学部附属病院薬剤部 飛鷹 範明 先生

13:50~14:35
「がん医療と薬剤師 in 四国がんセンター」  
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  四国がんセンター 薬剤部 小暮 友毅 先生

14:50~16:20
「がんチーム医療において薬剤師力をどう発揮するか ! ?
               その戦略と人材育成-」
  大垣市民病院 薬剤部長 吉村 知哲 先生



本講演会では、現場の薬剤師の先生方がどんな考えで、どのようにがん医療に向き合っているか、あるいは薬剤師力をどのように発揮したら患者さんやその家族の方に信頼され、感謝されるかを薬剤師の先生と大学教員が考える良い機会となった。関係者の皆様に感謝申し上げます。
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平成29年度がん看護インテンシブコースⅡ
がん高度実践看護師WG講演会 in Tokushima

日 時:平成30年2月16日(金)18:00~20:00
場 所:徳島大学 蔵本キャンパス 大塚講堂2階 小ホール
参加者:37名
テーマ:がん患者のライフステージの様々なニーズに応える高度な看護実践の展開

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Circumstances of Oncology Nursing in the Philippines
‐Focusing on the Life Stage of Patients with Cancer‐
「フィリピンにおけるがん看護の実情
-がん患者のライフステージに焦点をあてて-」

講師:Dr. Elizabeth Baua Professor of St.
Paul University Philippines


フィリピンにおけるがん患者の現状として、罹患率などの疫学的な情報や、現在行われているがんのマネジメントと治療内容、また、ライフステージごとのがん患者の様相とそのケアについての講演があった。特に、フィリピンではがん予防へいかに取り組むのかということが課題であり、がんと闘うためのプログラムとして、病院施設での予防を中核に据えた検診システムやがんのコントロールプログラムに関して学びを深めた。
講演終了後のアンケート内容では、具体的に理解できたか、またその内容に満足したかという内容には90%以上がよくわかった・まあまあわかった、満足できた・まあまあ満足できたと回答していた。また、内容としても、がん看護の知識が増えた事や興味関心が高まったという回答が多く、がん看護の専門的な学習を深める意識を高める動機づけになったと肯定的に回答したものはアンケート90%以上を占めていた。以上より、がん看護のキャリア・アップをめざす動機となる講演であったと評価できた。
今回、フィリピンにおけるがん看護について、ライフステージに焦点を当てた講演を企画したが、文化や国のがん医療に対する施策の特徴も同時に学ぶことができ、がん看護の視野を広げるうえで意味があった。言語の問題を懸念したが、講師より事前にパワーポイントと講演原稿を提供していただき、スライドに日本語訳と講演の概要を書き込んだことで、通訳による講演を中断することなく進めることができた。

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第22回都道府県がん診療連携拠点病院研修セミナー

日 時:平成30年2月14日(水)18:00~19:00 
場 所:香川大学医学部臨床講義棟2階
参加者:21名 

講演
座長:がんセンター長 辻 晃仁

「大腸がんの個別化医療の幕開け—ひとり、ひとりのがん治療にむけて—」
  関西ろうさい病院 下部消化器外科 副部長 賀川 義規 先生

難しい内容を分かりやすく説明されていた。参加者からは、「医療の進歩を改めて知り、自身がその場にいる事を感じながら自らの役割を果たしたいと再認識できた。」「大変興味深く聴講した。」という声があった。
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平成29年度第10回徳島がん患者のQOL向上を目指したコミュニケーション技術研修会

日 時:平成30年2月10日(土)10:00~18:00f0235535_11573571.jpg
    平成30年2月11日(日) 9:00~15:00
場 所:徳島大学総合研究棟2階 スキルス・ラボ
   (徳島市蔵本町3-18-15)
参加者:11名

内容
難治がん、再発、抗がん治療の中止など
悪い知らせを患者(小児では親)に伝える
ロールプレイ


募集定員20名で開催を計画した。例年受講者集めに苦労しており、今年度も実質8名2グループの予定で企画を進めた。事前の申し込みは3名で、1名キャンセルとなり、2名での研修となった。2名では議論が深まらないので、1日だけの参加なら可能との申し出があった研修医を加えて3名で実施した。研修医はOSCE世代で、DVDで演じている医師のコピーは上手いし患者への言葉掛も為されるが、患者には伝わらない。しかしオブザーバーとしてのコメントは素晴らしいものがあった。A医師は患者から尋ねられると正解を答えないといけないと考え、実直に説明を繰り返し、患者をキレさせてご自分の限界を感じられていた。1日目は患者が話しているのに話を遮り被せて説明をしていた。2日目は大きく成長されて患者の話を遮ることなく聞き、沈黙も用いられた。B医師は雰囲気も良く方言を用いて患者に安心感を与える。しかしそれをご自身で意識することなく為されていた。今回の受講でSHAREの枠組みに絡めて、自らの行為を意識的に行い得て今後の成長を感じさせた。
参加者からは「リアルな患者を演じて頂き、実臨床の現場そのままでした」と高評価であった。本年度は3名の申し込みを頂き、実質2名(研修医含めて3名)1グループの開催となりました。ご参加頂いた受講者からは高評価を頂いています。また、今回部分受講された研修医からも「是非続きを受講したかった」と非常に悔しがられていました。研修医には先輩医師の面談を観ることが自らの学びを深める良い機会になったようでした。本研修の良さをご理解頂くためには1日だけの体験的受講もありかもしれません。来年度もがんプロ生への周知徹底を図り、研修医からも受講希望があれば考慮してSHAREを広められればと考えています。引き続き中四国のがんプロ予算で継続開催できれば幸いです。

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