平成30年度第6回がん治療スキルアップセミナー
第18回宇部・小野田圏域緩和ケア事例検討会

日 時:平成30年12月27日(木)17:30~18:30
場 所:山口大学医学部附属病院 新中央診療棟1階 多目的室1
参加者:26名

17:30~18:30 事例検討
「治療継続を希望していたが在宅緩和ケア導入により最期まで家で過ごせた尿管がん事例」
   山口大学医学部附属病院 泌尿器科 松村 正文 先生
   山口大学医学部附属病院 看護部 多賀谷 理子 先生
   宇部協立病院 地域連携在宅医療科 立石 彰男 先生
   宇部協立病院 地域連携在宅医療科 三隅 恵美 先生 

 この度、第18回宇部・小野田圏域緩和ケア事例検討会を開催した。この事例検討会は、切れ目のない緩和ケアを実現するために、事例検討を通じて顔の見える緩和ケア連携体制の構築及び連携強化を図ることを目的として開催しており、院内外の医師、看護師、臨床心理士など多職種から26名の参加があった。当院の腫瘍センター副センター長の吉野茂文医師より開会の挨拶があり、当院の緩和ケアセンターの宮内貴子副看護師長を司会として、各施設より事例提示があった後、グループ形式で討議を行った。グループ討議では、様々な視点から活発に意見が出され、大変有意義な検討会となった。
 参加者の方々からは、「病棟側からは見えない患者さんやご家族の思いが知れた。他のスタッフの方の知識や関わり方など学べてよかった」、「患者・家族には常に気持ちの変化があり、それに気づき、気持ちに寄り添った介入をしていきたいと感じた」、「病院と在宅医療の連携が深まればと思いました」などの意見が寄せられた。
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自己免疫疾患関連副作用(irAE)マネジメント勉強会
テーマ:内分泌障害(甲状腺)
(平成30年度第8回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会)
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日 時:平成30年12月19日(水)18:00~19:00
場 所:愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター1F 講義室
参加者:45名

「前回の勉強会の振り返り(悪性腫瘍に関連するリウマチ疾患)」
   愛媛大学医学部附属病院
  腫瘍センター 朝井 洋晶 先生
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司会:愛媛大学医学部附属病院
   腫瘍センター 朝井 洋晶 先生

「薬物性甲状腺異常の診療のポイント」
   愛媛大学大学院医学系研究科
   地域生活習慣病・内分泌学講座 教授 松浦 文三 先生

 非小細胞肺癌、悪性黒色腫、腎細胞癌/尿路上皮癌、古典的ホジキンリンパ腫、頭頚部癌において抗PD-1抗体、抗CTLA-4抗体、抗PD-L1抗体(免疫チェックポイント阻害剤)の有効性が示され、本邦でも日常臨床で使用されています。しかしながら、本剤使用時には、従来の殺細胞性抗がん剤では見られない自己免疫疾患様の有害事象が起こりうるため注意が必要です。今回の勉強会では、本剤による自己免疫疾患関連有害事象で最も頻度の高い病態である甲状腺機能異常ついて、診察・診断に必要な検査、治療法を含め、愛媛大学病院の地域生活習慣病・内分泌学講座教授 松浦文三先生にご講演いただきました。
 今回は、四国中央市のHITO病院、新居浜市の住友別子病院ともインターネット回線を用いた同時中継で開催しました。松浦先生の講演のあと、活発な質疑応答がされ知識を深めることに十分役立ったと考えられます。今回の勉強会では、①人間ドックにおける甲状腺自己抗体陽性率は男性5%、女性20%であること、②甲状腺機能スクリーニング検査ではTSHが最も感度がよく、FreeT3は甲状腺疾患以外の病態でも低下しうるためTSH、FreeT4の測定が優先されること、③免疫チェックポイント阻害剤投与患者では、大部分が無痛性甲状腺炎型であり、投与3か月以内が60%程度であり、甲状腺機能亢進症症状があればβブロッカーなどの対応、甲状腺機能低下症状があればT4製剤の補充療法を行うことで免疫チェックポイント阻害剤の継続が可能であること、などの知識が共有できました。また今後他の有害事象についても継続的な勉強会を開催する予定です。
平成30年度第38回岡山大学医学物理コース(インテンシブ)地域連携セミナー

日 時:平成30年12月11日(火)18:00~19:30
場 所:津山中央病院がん陽子線治療センター 治療計画室
参加者:7名

司会:岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 笈田 将皇

18:00~19:00
「IMRT/VMATにおける線量検証」
   岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 笈田 将皇

19:00~19:00 フリーディスカッション

 本セミナーはインテンシブコースとして、出前講義として津山市内の関連病院や院内スタッフ等を対象に、放射線治療技術に関するセミナーを開催致しました。今回のセミナー企画は今年度に入って第9回目であり、IMRT/VMATにおける線量検証と題して、最近のIMRT/VMAT治療計画技術および線量評価手法について概説しました。少人数でしたが、熱心に質疑応答をして頂きました。
平成30年度第10回歯科・口腔外科インテンシブコース

日 時:平成30年12月9日(日) 9:00~15:25
場 所:岡山大学病院 総合診療棟西棟5階 第14・15カンファレンスルーム
    岡山市北区鹿田町2-5-1
参加者:69名f0235535_14005951.jpeg

座長:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔顎顔面外科学分野
   佐々木 朗 先生
   徳島大学大学院医歯薬学研究部 口腔外科学分野
   宮本 洋二 先生

特別講演
「口腔癌進展例の手術療法」
   東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 顎口腔外科学分野 原田 浩之 先生

教育講演
「がんチーム医療の中での薬剤師の役割と医科歯科連携に向けた副作用マネジメント」
   岡山大学病院 薬剤部 鍛治園 誠 先生

『多職種連携がん支持療法シンポジウム〜大学病院と病院歯科の取り組み〜』
「がん患者の合併症~予防・治療に役立つ口腔アセスメント~」 
   広島大学病院 口腔総合診療科 西 裕美 先生
「がん患者のサルコペニア・フレイルが治療やQOLに与える影響」 
   広島大学病院 栄養管理部 長尾 晶子 先生
「地域包括ケアにおける歯科の役割〜高齢がん患者への支援と連携に向けて〜」
   鳥取市立病院 地域医療総合支援センター生活支援室 歯科 目黒 道生 先生
「地域包括ケアにおける高齢がん患者へのリハビリ職と歯科との連携」 
   鳥取市立病院 地域医療総合支援センター生活支援室 リハビリテーション部 岩永 一彦 先生

 特別講演では、口腔癌進展例の手術療法について、手術のビデオを使いわかりやすく解説いただき、口腔外科医の参加者からはたいへん好評をいただきました。教育講演では、抗がん剤の副作用や対処法について、薬剤師の立場から丁寧に解説をいただきました。また、医科歯科連携に向けた副作用マネジメントについてもご講演いただき、歯科医師、歯科衛生士にとって実践的に有益な内容でした。午後からの多職種連携がん支持療法シンポジウムでは、がん患者の合併症予防、サルコペニア・フレイル、地域包括ケアについて、大学病院と病院歯科の取り組みについてご講演をいただきました。歯科医師のみならず歯科衛生士も含め、皆様からたいへん好評をいただきました。

平成30年度PHITS講習会

日 時:平成30年12月8日(土) 9:30~17:30
    平成30年12月9日(日) 9:00~15:00
場 所:徳島大学蔵本キャンパス 徳島大学病院 日亜ホールWhite
参加者:20名

講 師:日本原子力研究開発機構 古田 琢哉 先生

講習会プログラムf0235535_10115155.jpg
12月8日(土)
■PHITSのインストール
■PHITSの概要説明
■基礎実習1-1(体系の作成方法)
■基礎実習1-2(線源の設定方法)
■基礎実習2(タリーの設定方法)
■演習問題(基礎実習1、2の宿題)

12月9日(日)
■基礎実習3-1(輸送計算に関する設定)
■基礎実習3-2(物理モデルの設定)
■総合実習(α線、β線、γ線、中性子線を止めるには?)
■Para Viewを用いたタリー結果の3次元描画機能
■まとめと質疑応答

 本学でPHITSを用いた初級編のモンテカルロシミュレーションの講義と実習を行った。本講習会では基礎物理をベースにシミュレーションの体系づくりと計算結果の描画について重点的に行った。本セミナーは大変有意義であった。
 参加者からは、「理解しにくい物理現象をシミュレーションを行うことによって、放射線の挙動に対する理解が深めることができた。今後も機会があれば、医療応用に特化した内容で引き続き行っていただきたい」と感想が聞かれた。