遺伝子医療の現状を考える市民公開講座
平成29年度第6回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会
日 時:平成30年3月17日(土)13:00~15:30
場 所:松山市医師会館 3階 いきいきホール
参加者:35名
講演
開会挨拶:愛媛大学大学院医学系研究科
臨床腫瘍学講座 教授 薬師神 芳洋
講演1:「がんと遺伝子~愛媛県の遺伝子医療の現状と
愛媛大学医学部附属病院の取り組み~」
愛媛大学大学院医学系研究科 小児科学 准教授 江口 真理子
休憩
講演2:「ひとり一人の遺伝子がわかる時代のがん治療
~遺伝性腫瘍って知ってますか?~」
近畿大学大学院総合理工学研究科 遺伝医学 教授 田村 和朗
閉会挨拶:愛媛大学大学院医学系研究科 小児科学 准教授 江口 真理子
近畿大学大学院総合理工学研究科 遺伝医学教授の田村和朗先生をお迎えし、遺伝子医療の現状を考える市民公開講座を開催しました。本年から国内のプロジェクトとして、がんゲノム医療中核病院・拠点病院が認定され、患者さんご自身のゲノム解析を元に個別化医療(precision medicine)が開始されます。現在愛媛大学病院でも、このがんゲノム医療中核病院を目指し調整中ですが、今回の公開講座はこの先駆けとなる講演会となりました。前半の第一部では、こういったゲノム医療の解説や愛媛県の現状を江口先生にご解析頂きました。後半の第二部では、このゲノム医療に切っては切れない職種である、遺伝子カウンセラーの養成に長年携わってこられた田村先生から、日本国内における遺伝子医療の現状と方向性をご解説頂きました。会場からは熱心な質問もとびだし、一般人の方々の興味の高さが感じられる市民公開講座となりました。