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がん医療フォーラム香川2018

がん医療フォーラム香川2018
がんになっても幸せに暮らそう~ちゃんと決めまい自分のこと~

日 時:平成30年3月3日(土)13:00~16:00
場 所:かがわ国際会議場
   (香川県高松市サンポート2番1号 高松シンボルタワー タワー棟6階)
参加者:239名

総合司会・進行:香川大学医学部附属病院緩和ケアセンター副センター長 中條 浩介
開会挨拶:香川県医師会長 久米川 啓 
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<第1部:基調講演>
「がん患者さんが住み慣れた場所で過ごすために」

「がんになっても安心して暮らせる情報づくりと地域づくり」
   帝京大学医学部内科学講座腫瘍内科 准教授 渡邊 清高

「がんに人生を台無しにされないための大事なお話-Advanced Care Planning-」
   香川大学医学部臨床腫瘍学講座 教授 辻 晃仁

<第2部:フォーラム>
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「がんになっても幸せに暮らすための準備」
モデレーター:渡邊 清高・辻 晃仁
シンポジスト:吉澤 潔、三宅 敬二郎 、長内 秀美

「乳がん患者におけるACPの実際」
   久米川病院 院長 吉澤 潔

「家に居る、地域で暮らすという選択」
   在宅診療敬二郎クリニック 院長 三宅 敬二郎

「いつもの風景のなかで終えていくために~納得した意志決定をするとき~」
   香川県看護協会高松訪問看護ステーション 所長 長内 秀美

ディスカッション・まとめ

閉会挨拶:香川大学医学部附属病院 病院長 横見瀬 裕保

 がんになってもその人らしい生活を維持しながら、自宅や施設など住み慣れた場所で安心して暮らせる社会の構築を目指し、中国・四国地域の医療・介護・福祉関係者のみならず、香川県内の一般県民にもご参加いただき、「がんになっても安心して家で暮らすことができる仕組みづくり」の実現に向けて、がん医療を受けながら在宅療養していくために患者さんとご家族に必要な医療・福祉に関する情報や自律的な意思決定のあり方について考えた。定員250名のところ239名の参加があり、満員盛況で成功裏にフォーラムが終了できた。第1部の開始時から、参加者の皆様から講師に対する質問カードを回収して、第2部のディスカッションの中で、シンポジストとモデレーターで質問に基づく議論を行う全員参加型のフォーラムは、最後まで全員が前のめりで聞き入る充実した内容だった。
 参加者からは、今回のフォーラムをきっかけに、病院、かかりつけ医、在宅看護師、地域のサポーターが連携して、困ったときに相談しやすい環境整備がされる社会を望むという声が多く聞かれた。また、ACPに対する認識が、患者個人だけのものではなく、家族やサポートする周囲の人々を含めたものである必要を感じたという意見もあった。

by chushiganpro | 2018-03-03 14:27 | 市民公開講座 | Comments(0)