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平成25年度第6回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会

平成25年度第6回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会

日時:平成26年2月6日(木) 17:30~19:30
場所:愛媛大学医学部附属病院 臨床第2講義室
参加者:71名

講演
17:30~18:30 教育講演
座長:愛媛大学医学部附属病院 1号館9階病棟 看護師長 三好 祐子
演題「抗がん剤に伴う皮膚障害とそのマネージメント、抗EGFR抗体、EGFR-TKI を中心に」
愛媛大学大学院医学系研究科 皮膚科学教室 講師 藤山 幹子

18:30~19:30 特別講演
座長:愛媛大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師 鵜久森 徹
演題「頭頸部がんの化学療法 抗EGFR抗体薬を中心に」
  東京慈恵医科大学 耳鼻咽喉科 助教 岡野 晋

閉会の辞 愛媛大学大学院医学系研究科 臨床腫瘍学 教授 薬師神 芳洋

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本インテンシブコースの教育講演では講師の藤山幹子先生が、「抗がん剤に伴う皮膚障害とそのマネージメント、抗EGFR抗体、EGFR-TKI を中心に」と題して、実際の皮膚所見の症例を提示しながら、抗がん剤における皮膚障害の種類とそのメカニズム、具体的な予防法(保湿剤使用、日常生活の注意点)から増悪時の治療法までに関して、幅広くかつ分かりやすく解説した。
さらにInfusion reactionと呼ばれる抗体製剤投与後のアナフィラキシー反応に関しても、文献的考察と当院で進行中の臨床研究とを紹介した。

特別講演では、頭頸部外科医の岡野晋先生より、「頭頸部がんの化学療法 抗EGFR抗体薬を中心に」と題して、頭頸部がんにおける標準的治療をガイドラインに基づき紹介し、自験例を交えながら抗EGFR抗体使用のポイントについて解説した。さらに現在進行中の臨床試験から頭頸部がんにおける抗がん剤治療開発の方向性についても紹介した。

本講演会には医師のみならず多数のメディカルスタッフ:看護師・薬剤師からの参加もあり、講演後に行われた質疑応答では活発な意見交換ができた。

主催者より
本セミナーは、前半は有害事象対策としての教育講演、後半はより専門的な講演内容で企画することで患者ケア/教育を担う看護師、薬剤師から、専門として診療にあたる頭頸部外科医、歯科口腔外科医、腫瘍内科医まで多職種が一同介して、頭頸部がん診療について学べる機会となりました。
チーム医療として患者、家族によりよい医療を提供できるよう更なる関係者間の連携が強まることを期待しています。
今後もさまざまながん腫に対して、現場のニーズに基づく情報を提供できる場となるような講演会・セミナーを企画したいと考えています。
by chushiganpro | 2014-02-06 17:30 | インテンシブ | Comments(0)