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平成25年度 第5回 愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会

平成25年度 第5回 愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会

日時:平成25年12月13日(金) 17:00~18:30 平成25年度 第5回 愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会  _f0235535_1254553.jpg
場所:愛媛大学医学部 創立40周年記念講堂
参加者:127名


講演

『 これまでのがん看護 これからのがん看護
~がん看護の現状とその問題点、これからのチーム医療を含めた展望について~』
講師:慶應義塾大学看護医療学部 教授・日本がん看護学会 理事長  小松 浩子 先生

講師の小松先生は、がん看護の第一人者としてがん政策や看護教育に携わっていらっしゃいます。
「これまでのがん看護、これからのがん看護」と題した本講演会において先生は、患者や家族に最も近い職種としての「がん看護」の更なる強化が、がん対策推進基本計画(2次)施策で求められていること、また、今後「がん看護」において発展させていかなければならない「5つのベクトル」(エビデンスに基づく実践、個別化医療の推進と看護、ピアサポートの役割、緩和ケアの均てん化、グローバルな看護)の重要性を示されました。
更に先生は、「5つのベクトル」1つ1つについて、具体的な例を用いて説明されました。また、ご自身が取り組んでいらっしゃる研究の内容や成果も示されました。

 「がん看護」においては、個別化ケアやそのケアコーディネートなどの課題は残るものの、今後は「施設完結型」の高度医療から、人々の生活や環境を包括的に捉える「多次元のケア」推移していくことが予想されます。その中心に看護職があることが、聴講者に強く伝わったと思われる講演会でした。
by chushiganpro | 2013-12-13 17:00 | インテンシブ | Comments(0)