平成23年度第5回インテンシブコースセミナー
山口大学腫瘍センターセミナー
日時:平成23年11月25日(金)17:30-19:00
場所:山口大学医学部霜仁会館3階 多目的室
参加者:34名
テーマ:『がん患者の家族』
講師
・松永 理子 (山口大学医学部附属病院看護部)
・大上 芙美代(山口大学医学部附属病院看護部)
本セミナーでは「がん患者の家族」と題して、2名の看護師にご講演いただいた。
まず、家族とは、がんサバイバーとは、家族看護とは何か、という概念的な内容から始まり、がん患者や家族の心理、それに対する援助、言葉がけ等について講義があった。
後半は事例を通じて入院から退院までの家族の思いや看護師の思い、家族への働きかけ、家族の言葉などを具体的に述べられた。また、看護部内でも事例を通じたカンファレンスが行われ、「がん患者と家族のかかわり」における看護師間の情報共有を行っている報告があった。
最後に、家族の意志を尊重すること、医療者の価値観を押し付けないこと、医療者間の情報共有が大切であり、意識確認することが重要であると締めくくられた。