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平成23年度第2回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会

平成23年度第2回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会
第18回愛媛大学腫瘍センター講演会

日時:平成23年11月11日(金) 17:30-19:00平成23年度第2回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会_f0235535_9464453.jpg
場所:愛媛大学 医学部 臨床第3講義室
参加者:25名

司会:愛媛大学医学部附属病院 腫瘍センター
    センター長 薬師神芳洋先生
・特別講演
座長:愛媛大学大学院医学系研究科
    生殖病態外科学分野 教授 那波明宏先生
「繊毛癌の診断と治療 -化学療法を中心に-」
 和歌山県立医科大学 産婦人科学教室 教授 井箟 一彦先生

和歌山県立医科大学 産科婦人科教室教授 井箟一彦先生を講師に迎え、「繊毛癌の診断と治療-化学療法を中心に-」と題し、講演会が開催されました。
繊毛癌は比較的稀な婦人科腫瘍ではあるものの、転移巣ばかりに気を取られると、診断に時間を要し予後不良となります。井箟先生は、この疾患を認知し、hCG検査の有用性を認識することが重要であることを述べられました。続いてエトポシド、メントレキセート、アクチノマイシンDという抗がん剤を用いた化学療法の有用性を述べられ、転移があっても完治が望める本疾患の経過や、現在の標準と言える治療法を解説されました。また最後には、ご自身が経験された患者さんのケース・プレゼンテーションから、治療成果の向上には、多職種が関与する集学的治療が重要であることを述べられました。
会場の皆さんはメモを取りながら傾聴し、講演会終了後、座長である愛媛大学大学院医学系研究科生殖病態外科学教授那波明宏先生や、会場の医療者を交え、活発な意見交換が行われました。当日はがんの治療を行う医療者にとって貴重な講演となりました。
by chushiganpro | 2011-11-11 17:30 | インテンシブ | Comments(0)