平成30年度第11回徳島 患者-医師間のコミュニケーションの質の向上を目的としたコミュニケーション技術研修会

日 時:平成31年1月12日(土) 10:00~18:00
    平成31年1月13日(日)  9:00~15:00
場 所:徳島大学総合研究棟2階 スキルス・ラボ
参加者:7名

内 容:
難治がん、再発、抗がん治療の中止など悪い知らせを患者(小児では親)に伝えるロール・プレイ

 募集定員20名で開催を計画した。例年受講者集めに苦労しており、今年度も実質8名2グループの予定で企画を進め、最終的に3名の申し込みを頂いた。参加された3名は1名が20代、2名が30代であった。若手の医師は経験が浅く、最初はアイコンタクトが取れない、SPさんの話を遮ったりするなど告知が難しいと考えられたが、他の医師の良いところを素直に取り入れ、驚くほどの成長を遂げられた。30代の2名は自身の告知スタイルを持たれていたり、ガイドラインに沿って淡々と進められるスタイルであったが、2日目には本来の木訥としたスタイルの良さを発揮され、自身の鎧を脱ぎ、情を含めたコミュニケーション・スタイルに変化された。いずれも自身の行動形態を変えられ、SPさんとの関係が変わるのを実感して頂いた。今後の活躍が大いに期待されるものとなった。
 参加者からも「SPさんの実際の臨床現場を彷彿とさせる演技に驚きました。演技に没入出来ました」「これからの自分の自信に繋がります」と、いずれも高評価を頂いた。
愛媛大学医学部腫瘍センター公開講座

日 時:平成31年1月7日(月) 14:30~16:00
場 所:愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター1階 講義室
参加者:49 名

「がんにならない、がんを再発しない生活習慣」
   東京慈恵会医科大学 分子疫学研究部 部長・教授 浦島 充佳 氏

 悪性腫瘍治療後の患者さんに常につきまとうのは再発の不安です。この為、多くの患者さんたちは、どのように再発を抑えたら良いのか、日常生活で何を心がけるのが良いか、また、再発のリスクを下げるサプリメントや民間療法の有用性に関する質問、等を医療者に向けます。しかし、医学行為以外のがん予防の知識は医療者にも限られるものです。今回は、生活習慣病やがんの基礎研究に携わる、東京慈恵会医科大学分子疫学研究部教授の浦島充佳先生を講師に迎え、こう言ったがん予防の疑問点をご講義頂きました。浦島先生は、ご自身の研究(抗腫瘍効果が認められているビタミンDの体内合成に関する研究を交え)や最近の知見を交え、#1.太陽の下での運動する(一日30分程度或いは週2回負荷を伴う運動)ことの重要性、#2.高血糖はがんの発症や再発に関与するものの高脂食は関与しないこと、#3.国際的な報告でナッツの摂取が発がん効果がある事、#4.ストレスをためない生活習慣を保つ必要性、#5.市販のサプリメントの中でがん予防の医学的根拠があるものは無い事、等を解り易く解説されました。多くの参加者にとり今後の生活を見直すきっかけになりる、有意義な講演会(市民公開講座)となりました。

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平成30年度第6回がん治療スキルアップセミナー
第18回宇部・小野田圏域緩和ケア事例検討会

日 時:平成30年12月27日(木)17:30~18:30
場 所:山口大学医学部附属病院 新中央診療棟1階 多目的室1
参加者:26名

17:30~18:30 事例検討
「治療継続を希望していたが在宅緩和ケア導入により最期まで家で過ごせた尿管がん事例」
   山口大学医学部附属病院 泌尿器科 松村 正文 先生
   山口大学医学部附属病院 看護部 多賀谷 理子 先生
   宇部協立病院 地域連携在宅医療科 立石 彰男 先生
   宇部協立病院 地域連携在宅医療科 三隅 恵美 先生 

 この度、第18回宇部・小野田圏域緩和ケア事例検討会を開催した。この事例検討会は、切れ目のない緩和ケアを実現するために、事例検討を通じて顔の見える緩和ケア連携体制の構築及び連携強化を図ることを目的として開催しており、院内外の医師、看護師、臨床心理士など多職種から26名の参加があった。当院の腫瘍センター副センター長の吉野茂文医師より開会の挨拶があり、当院の緩和ケアセンターの宮内貴子副看護師長を司会として、各施設より事例提示があった後、グループ形式で討議を行った。グループ討議では、様々な視点から活発に意見が出され、大変有意義な検討会となった。
 参加者の方々からは、「病棟側からは見えない患者さんやご家族の思いが知れた。他のスタッフの方の知識や関わり方など学べてよかった」、「患者・家族には常に気持ちの変化があり、それに気づき、気持ちに寄り添った介入をしていきたいと感じた」、「病院と在宅医療の連携が深まればと思いました」などの意見が寄せられた。
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自己免疫疾患関連副作用(irAE)マネジメント勉強会
テーマ:内分泌障害(甲状腺)
(平成30年度第8回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会)
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日 時:平成30年12月19日(水)18:00~19:00
場 所:愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター1F 講義室
参加者:45名

「前回の勉強会の振り返り(悪性腫瘍に関連するリウマチ疾患)」
   愛媛大学医学部附属病院
  腫瘍センター 朝井 洋晶 先生
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司会:愛媛大学医学部附属病院
   腫瘍センター 朝井 洋晶 先生

「薬物性甲状腺異常の診療のポイント」
   愛媛大学大学院医学系研究科
   地域生活習慣病・内分泌学講座 教授 松浦 文三 先生

 非小細胞肺癌、悪性黒色腫、腎細胞癌/尿路上皮癌、古典的ホジキンリンパ腫、頭頚部癌において抗PD-1抗体、抗CTLA-4抗体、抗PD-L1抗体(免疫チェックポイント阻害剤)の有効性が示され、本邦でも日常臨床で使用されています。しかしながら、本剤使用時には、従来の殺細胞性抗がん剤では見られない自己免疫疾患様の有害事象が起こりうるため注意が必要です。今回の勉強会では、本剤による自己免疫疾患関連有害事象で最も頻度の高い病態である甲状腺機能異常ついて、診察・診断に必要な検査、治療法を含め、愛媛大学病院の地域生活習慣病・内分泌学講座教授 松浦文三先生にご講演いただきました。
 今回は、四国中央市のHITO病院、新居浜市の住友別子病院ともインターネット回線を用いた同時中継で開催しました。松浦先生の講演のあと、活発な質疑応答がされ知識を深めることに十分役立ったと考えられます。今回の勉強会では、①人間ドックにおける甲状腺自己抗体陽性率は男性5%、女性20%であること、②甲状腺機能スクリーニング検査ではTSHが最も感度がよく、FreeT3は甲状腺疾患以外の病態でも低下しうるためTSH、FreeT4の測定が優先されること、③免疫チェックポイント阻害剤投与患者では、大部分が無痛性甲状腺炎型であり、投与3か月以内が60%程度であり、甲状腺機能亢進症症状があればβブロッカーなどの対応、甲状腺機能低下症状があればT4製剤の補充療法を行うことで免疫チェックポイント阻害剤の継続が可能であること、などの知識が共有できました。また今後他の有害事象についても継続的な勉強会を開催する予定です。
平成30年度第38回岡山大学医学物理コース(インテンシブ)地域連携セミナー

日 時:平成30年12月11日(火)18:00~19:30
場 所:津山中央病院がん陽子線治療センター 治療計画室
参加者:7名

司会:岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 笈田 将皇

18:00~19:00
「IMRT/VMATにおける線量検証」
   岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 笈田 将皇

19:00~19:00 フリーディスカッション

 本セミナーはインテンシブコースとして、出前講義として津山市内の関連病院や院内スタッフ等を対象に、放射線治療技術に関するセミナーを開催致しました。今回のセミナー企画は今年度に入って第9回目であり、IMRT/VMATにおける線量検証と題して、最近のIMRT/VMAT治療計画技術および線量評価手法について概説しました。少人数でしたが、熱心に質疑応答をして頂きました。