第31回日本癌学会市民公開講座
「がんを見つける、防ぐ、治す!ゲノムから眺めたがん医療」
日 時:平成30年5月27日(日) 13:30~16:30
場 所:徳島大学蔵本キャンパス内 長井記念ホール
参加者:247名
司会:徳島大学先端酵素学研究所 ゲノム制御学分野
教授 片桐 豊雅 氏
日本癌学会 広報委員長/がん研究会がん研究所
副所長 中村 卓郎 氏
日本癌学会 理事長/国立がん研究センター
13:45~14:10 講演1
「がんゲノムって何?」
大阪大学大学院医学系研究科 医学専攻
ゲノム生物学講座・がんゲノム情報学
教授 谷内田 真一 氏
「進化する肺がんの治療~進むゲノム医療の現場から~」
徳島大学大学院 医歯薬学研究部 呼吸器・膠原病内科学分野
教授 西岡 安彦 氏
14:35~15:00 講演3
「ゲノム研究が開く新しいがん医療への道」
国立がん研究センター先端医療開発センター
トランスレーショナルインフォマティクス分野
分野長 土原 一哉 氏
15:00~15:15 休憩
15:15~15:40 講演4
「遺伝性のがん:ゲノムから見たがんにかかりやすい体質との付き合い方」
愛知県がんセンター中央病院 リスク評価センター
センター長 井本 逸勢 氏
15:40~16:25 パネルディスカッション
16:25~16:30 閉会挨拶
日本癌学会 広報委員長/がん研究会がん研究所
副所長 中村 卓郎 氏
省庁および徳島新聞等多くの団体からの後援をいただいた市民公開講座であったため、通常の講座よりもはるかに大きな広告効果があり、247名もの多くの市民にご参加いただけた。講座では最前線のがんゲノム医療について取り上げ、日本におけるがんゲノム医療研究のオピニオンリーダーをお招きして、市民の方々に有益で正確な情報提供ができたと思われる。今後も継続してこのような公開講座を開催したい。
参加者からは、「当日講演を聞いて生じた疑問を書面で提出して、それをパネルディスカッションにより答えていただく形式は初めてであったが、とても良かった。個々の講演時間はもっと長くしてほしい」「西岡先生の現場からの講演はわかりやすく理解できた。井本先生の遺伝性のがんのお話にも興味が持てた」「他二名の先生も一般市民に理解できるようわかりやすい講演でありがたかった」などの感想が聞かれた。