平成25年度臨床腫瘍学・臨床腫瘍緩和医療学インテンシブコース講演会
日時:平成26年1月25日(土) 13:00~17:00
場所:徳島大学病院 日亜メディカルホール
参加者:37名
講演
<第一部> ~がん薬物療法の進歩~
開会の辞
西岡 安彦 先生 徳島大学大学院HBS研究部
呼吸器・膠原病内科学 教授
司会
高山 哲治 先生 徳島大学大学院HBS研究部 消化器内科学 教授
西岡 安彦 先生 徳島大学大学院HBS研究部 呼吸器・膠原病内科学 教授
1.消化器がん薬物療法の進歩 土井 俊彦 先生
国立がん研究センター東病院 早期・探索臨床研究センター 先端医療科長 消化管内科長
2.肺がんの薬物療法の進歩と今後の展望 軒原 浩 先生
国立がん研究センター中央病院 呼吸器内科 外来医長
<第二部> ~緩和ケア・在宅・チーム医療~
司会
寺嶋 吉保 先生 徳島県立中央病院 臨床腫瘍科 部長
伊賀 淳一 先生 徳島大学大学院HBS研究部 精神医学分野 講師
3.がん医療における精神心理的ケア 小川 朝生 先生
国立がん研究センター東病院 臨床開発センター 精神腫瘍学開発分野長
4.徳島県のホスピス緩和ケアの現状 荒瀬 友子 先生 医療法人若葉会近藤内科病院 緩和ケア科
5.在宅医療について 上原 康三 先生 あすなろ診療所 院長
6.在宅緩和ケア~訪問看護師の立場から~ 吉野 牧子 先生
あおぞら内科訪問看護ステーション 看護師
閉会の辞 高山 哲治 先生 徳島大学大学院HBS研究部 消化器内科学 教授
<第一部>では、臨床腫瘍学インテンシブコースとして2名の講師の先生を招いてがん薬物療法の進歩に関する講演会を開催した。
国立がん研究センター東病院 消化管内科長の土井俊彦先生から、「消化器がん薬物療法の進歩」について、国立がん研究センター中央病院 呼吸器内科医長の軒原浩先生から「肺がんの薬物療法の進歩と今後の展望」について講演いただいた。
いずれの講演もがん薬物療法の現状について、臨床試験における最新の開発状況を含んだわかりやすい講演で、専門外の先生を含めて活発な討論がなされた。学内での開催であったことから若手医師の参加も多く、がん薬物療法専門医を目指す医師によっても大変有意義な内容であった。
<第二部>では、がん患者の精神心理的ケアを専門とする 国立がん研究センター東病院精神腫瘍学開発分野長 小川朝生先生、ホスピス緩和ケア・在宅ケアなどのチーム医療を専門とする 近藤内科病院 荒瀬友子先生、あすなろ診療所 上原康三先生、あおぞら内科訪問看護ステーション 吉野牧子先生に講演をして頂いた。
講演内容に対して活発に総合討論や質疑応答などが行われ、各施設のチーム医療と、職種を越えたがん緩和医療の活性化を推進できた講演会であった。