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平成25年度 第13回 岡山大学医学物理士インテンシブコース地域連携セミナー

平成25年度 第13回 岡山大学医学物理士インテンシブコース地域連携セミナー

日時:平成25年12月17日(火) 19:00~20:30
場所:岡山大学病院 管理棟8F 第10カンファレンスルーム
参加者:7名

講演
座長 岡山大学大学院保健学研究科 笈田 将皇

19:00~20:00 「MRIによる脳血流測定について」
  福井大学医学部附属病院 放射線部主任診療放射線技師 藤原 康博 先生

20:00~20:30 フリーディスカッション

本セミナーでは、MRによる脳血流測定について福井大学医学部附属病院の藤原 康博先生から講演して頂きました。MRを利用した脳血流測定は近年、3T装置の普及に伴い、撮像シーケンス開発が進んでいることが知られています。特に虚血性疾患が疑われる際に,従来のDiffusion撮影に加え、臨床ニーズが高まっている技術であることが注目されています。本セミナーではこれらの撮像プロトコル(ASL,DSC)の技術的・臨床的課題や病院での運用事例とその有用性についてわかりやすく説明して頂きました。ディスカッションでは、実際に臨床に従事している参加者から質問や意見を交えて活発な議論が交わされました。

参加者感想:
今回のセミナーではMR分野における脳血流測定の有用性と日常診療への応用技術として、基礎的な内容から臨床応用に至るまで幅広く講義をして頂けました。脳血流測定は,従来からSPECTによる核医学診断が知られており、近年ではCTによる脳血流測定も応用事例が報告されていますが、MRにおいても臨床ニーズが増えており、期待されているとのことでした。特に3T装置の導入などハードウェアの急速な進歩に伴い、ソフトウェア技術の発展も著しく、本セミナーではMRでの脳血流測定の基礎知識と技術応用とともに最新臨床技術についてわかりやすく講義をして頂き、とても有用に感じました。
by chushiganpro | 2013-12-17 19:00 | インテンシブ | Comments(0)