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平成29年度インテンシブ生涯教育コース第15回Oncology Seminar合同講演会

平成29年度インテンシブ生涯教育コース
川崎医科大学附属病院がんセンター第15回Oncology Seminar合同講演会
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テーマ:がん専門医療人材育成~多様なニーズに対応するために~


日 時:平成29年9月30日(土)13:30~16:00
場 所:川崎医科大学校舎棟 7階 M-702講義室
参加者:36名


講演
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司会:川崎医科大学附属病院
   緩和ケアセンター 出口 美穂 看護師長


講演1:「希少がんについて」
    藤田保健衛生大学附属病院 臨床腫瘍科
    准教授 澤木 明 先生


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講演2:「がん看護専門看護師の育成について」
    川崎医療福祉大学 保健看護学科
    准教授 永井 庸央 先生





がん医療関係者の生涯教育を目的として開催された。今回は、テーマを「がん専門医療人材育成~多様なニーズに対応するために~」とし、「希少がんについて」、「がん看護専門看護師の育成について」として、希少がんの定義を具体的に説明した。また、臨床上の問題については、①標準的な診断や治療法の確立、②研究開発・臨床研究、③診療体制の整備を掲げ、症例を示しながら治療困難、情報が少ないこと、人材育成の困難、基礎研究や新規薬剤の臨床研究と治験などの説明があった。次に、がん専門看護師について位置づけと役割、登録者数について説明があった。また、本学大学院での資格取得についての紹介があり、修了要件として修業2年、34単位取得、修士論文作成と試験合格であるため、学生にとって学ぶ楽しさと、学業を進めて行くことの苦しさや辛さに配慮したコースを進めていること、さらに資格取得後の就業状況、職位、活動範囲、賃金処遇や、役割と課題についての説明があった。
どの講演も来場者にわかりやすく、最新の情報を提供するもので、それぞれにおいて活発な質疑応答が行われたことからも、来場者にとって興味深い内容だったと思われ、意義深いものだったと考える。
参加者からは、「分かりやすく興味深い内容でした。」「希少がんと専門看護師について学習したいと思いました。」「専門看護師について、活動内容から収入のことまで知ることが出来た。」「将来認定資格を取得したいので、特に育成については興味深く聞けた。また、希少がんについては、がん分野の興味も強いので知識が増えて良かった。」「希少がんの話は、信頼関係を作るため(信頼を得るため)にしっかり時間をかけて関係づくりを行っている話が印象的でした。」「CN、CNSのポジションや処遇、増やし方への工夫は、皆が気になる話であった。」など、多くの意見があり、とても有意義なものであったと考える。

by chushiganpro | 2017-09-30 14:16 | インテンシブ | Comments(0)