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平成26年度第2回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会

平成26年度第2回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会

日 時:平成26年11月21日(金) 18:00~19:30
場 所:愛媛大学医学部 臨床第2講義室
参加者:52名

講演
18:00~18:30 特別講演1
座長 愛媛大学医学部附属病院 看護師長 山内 美砂子
演題 「がん治療・生殖医療における看護師の役割」
愛媛大学医学部附属病院 総合診療サポートセンター(外来化学療法室) 
がん化学療法看護認定看護師 中内 香菜
演題 「がん患者における卵子凍結の現状」
愛媛大学医学部附属病院 産婦人科学 小泉 雅江

18:30~19:00 特別講演2
座長 愛媛大学医部附属病院 産科婦人科学 講師 松元 隆
演題 「卵巣癌の標準治療の変遷」
日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 教授 勝俣 範之 

平成26年度第2回愛媛大学がんプロフェッショナル養成インテンシブコース講習会 _f0235535_1430110.jpg勝俣先生は、国立がん研究センター中央病院で、長く婦人科腫瘍の臨床と研究に携わってこられた腫瘍内科医です。勝俣先生の特別講演に先立ち、愛媛大学医学部附属病院での、化学療法前の生殖器細胞の保存に向けた取り組みや卵子凍結の現状について、附属病院TMSC(総合診療サポートセンター)で活動する中内香菜看護師と婦人科小泉雅江医師より基調講演がなされました。その後の特別講演では、卵巣がんの集学的治療の歴史を勝俣先生が概説され、更に、現在標準治療とされるPaclitaxel/Carboplatin治療に至る化学療法の変遷を、分かり易く解説されました。また、抗がん剤治療におけるdose-dense療法とは何か、Carboplatin使用時の脱感作療法、造血因子製剤の適切な使用方法など、ご自身の経験を踏まえ多方面の情報提供がなされました。当日は婦人科腫瘍を扱う多くの医療者が参加し、遅くまで互いの議論が行われ、有意義な講演会となりました。
by chushiganpro | 2014-11-21 18:00 | インテンシブ | Comments(0)