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平成22年度第3回インテンシブコースセミナー

平成22年度第3回インテンシブコースセミナー
山口大学腫瘍センターセミナー

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日時:平成22年9月6日(月) 18:00-19:10
場所:山口大学医学部 霜仁会館3階 多目的室
参加者:44名

『緩和ケアセミナー』
■報告Ⅰ
平成22年度第3回インテンシブコースセミナー_f0235535_16542678.jpg「本院における
緩和ケアチームの活動について
~医師の立場から~」

 山口大学医学部附属病院
 精神科神経科 
 江頭 一輝 先生

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■報告Ⅱ
「本院における緩和ケアチームの活動について  ~看護師の立場から~」
 山口大学医学部附属病院 看護部 宮内 貴子 先生


今回は、「本院における緩和ケアチームの活動について」と題して開催しました。
緩和ケアとは何かという基礎知識からはじまり、各専門分野の立場(医師、看護師)から緩和ケアチームの活動内容について現状と課題が報告されました。本院の緩和ケアチームの主な活動は、依頼元病棟スタッフとのカンファレンス、患者回診、回診前カンファレンス、家族面談、緩和ケアチームカンファレンス等であり、精神科神経科 江頭先生は、緩和ケアチームの依頼患者の傾向については、精神症状・身体症状のケアが多く、精神科へ紹介された入院患者の1/3が がん患者であることから、精神医療としてリエゾンが重要であると強調されました。
 次に看護部 宮内看護師は、緩和ケアチームへの依頼状況について、昨年より依頼件数は増加しているが、多職種によるチームスタッフの(マンパワー)充実、他部門との連携強化、緩和ケアチームの広報活動等による十分な緩和ケアの提供体制が今後の緩和ケアの推進および医療の向上につながると述べられました。緩和ケアチームの存在や活動内容においてまだまだ周知される必要があることから、この度のセミナーでは、緩和ケアチームの普及にもつながったと思われます。会場からも活発な質疑があり、有意義なセミナーとなりました。
by chushiganpro | 2010-09-06 18:00 | インテンシブ | Comments(0)